「精神的に苦しんでいるパートナーを助けたいのですが、どうすればいいですか?」というご質問をいただくことがよくあります。
大切な人が落ち込んでいたり、悩んだり苦しんでいたら心配ですよね。何とかして助けてあげたいと思うのは自然なことです。
しかし、たとえパートナーであっても、相手は他人です。
私たちは自分を救うことはできても、自分以外の他人を救うことはできないのです。
相手がいま悩んで苦しんでいることは、その人自身が人生で取り組むべき課題であり、あなたの課題ではありません。
あなたにできることは、相手を信頼して見守ることです。
いつか必ず自分自身でそこから抜け出すことができると、パートナーを信頼してみてください。
(症状などによっては、心療内科やカウンセリングなどの情報を教えたほうがよい場合もあります)
あなたから見ると、いまの相手の考え方は偏っているように思えるかもしれません。
もっとこうすればいいのに、こう考えたら楽なのに、という思いが湧いてくるかもしれません。
でも、気づきのタイミングは人それぞれです。
大切なのは、相手を変えようとしないことです。変えることもできないのです。
あなたにできることは、相手を信頼して見守ること。そして、自分に集中することです。
相手は相手の課題に取り組み、あなたはあなたの課題に取り組む。
そうしているうちに、問題はいつの間にか解決していたりします。
あなたが苦しんでいるパートナーを助けたいという気持ちは、あなたの優しさであり、純粋な愛そのものです。
その気持ちを持っているだけで、あなたはすでに十分に相手のためになっていますよ。(^^)